カリフォルニア州運転免許

交通

こんにちは、シリコンバレーでエンジニアをやっているモグラです

アメリカに移住して最初にやることの一つといえば運転免許の取得ではないでしょうか? 運転だけなら国際免許証で1年間運転は出来ますが、日本同様運転免許証は日常生活で本人確認に使用されることが多いため、お酒を買う度にパスポートを提示したりと、取得するまでは何かと不便です

私も移住してアパート入居後にカーペットクリーナーをHome Depotでレンタルしようとした際に、さんざん使用方法や注意事項の説明を聞いた後に、免許がないと貸し出せない (パスポート不可)と言われた苦い経験が…

カリフォルニア州では居住者となって10日以内に運転免許を申請する必要があるそうです。入国後ではなく、居住者となった日からで、いつから居住者かといわれると曖昧な部分もある気がしますが、例えば大学の授業料を支払った方は居住者とみなされるそうです

免許取得に必要なもの

  • 運転技術
  • 視力
  • 人生経験
  • 道路交通ルール知識
  • 有効なI-94, SSN
  • 住所を証明する書類2通
  • 免許を持った知り合い
運転技術

当然ですね。アメリカの場合、日本のように自動車教習所に通うのではなく、直接試験を受けるのが一般的ですが、日本である程度運転されていた方なら安全確認をしっかりアピールすれば問題ないと思います。他州では試験に並列駐車が組み込まれているところもあるようですが、ベイエリアでは路肩駐車のみで、よほど運が悪くない限りは試験中に実施することはなさそうでした

視力
視力検査

日本のように厳密に計測する装置が試験場あるわけではなく、受付カウンターの後ろの壁にアルファベットが書かれた紙が貼ってあって、指定された行を縦または横に読み上げるといった感じで確認されます。こんな適当な感じなんで厳密には分からないですが、日本で必要な視力より相当緩い気がします

人生経験

内容は問われませんが、18年以上の人生経験が必要です

文無しでは免許を発行してくれません。ただし日本で教習所に通うよりも格安で、$38で申請可能です

道路交通ルール知識

日本同様、試験は筆記試験と実技試験です。筆記試験のテキストはDMVのページから無料でダウンロードできます。テキストは10か国語に翻訳されていて、日本語のテキストも準備されています。しかもカリフォルニアの場合は本番の試験も日本語で受験可能です! ただし英語以外の場合は追加の標識問題に答える必要があります。

追加の標識問題は簡単なので、英語が苦手な方は日本語で受けた方が簡単かなーと思いますが、英語の場合でもそれほど難しくないので (ただし全く勉強せずに行くと落ちる可能性が高いと思います)、勉強も兼ねて英語で挑戦するのがおすすめです

無料でもできるオンラインの模擬試験サイトがいくつかあるので、軽くテキストを読んだらそれらのサイトで問題になれるのがおすすめです。ある程度問題の内容が固定されているので、これを1、2時間やっていれば落ちることはないと思います (DMVの模擬試験無料練習サイト)。これらの模擬試験サイトは当然英語のみなので、これも英語での試験がおすすめな理由です

試験はコンピュータで実施され、一問、一問回答直後に正不が判明します。失敗しても当日3回までは再挑戦できるらしく、はなから勉強せずに行って2回目、3回目で合格するという強者もいるようです

有効なI-94, SSN

有効なVISA/I-94およびSSNがないと免許が取得できません。免許は通常5年有効ですが、I-94の期限で切られてしまうため、残念ながら更新時期が早くやってきます

住所を証明する書類2通

住所を証明する書類2通が必要です。そのため、移住後すぐのホテル暮らしの時点では申請できません。通常はアパートの契約書が1つ目として使用できると思います。残りの一つは公共料金の請求書や銀行からの通知書が手に入れやすいと思います。

免許を持った知り合い

これが結構盲点なんですが、他所での対応は分かりませんが、カリフォルニアのベイエリアでは、筆記試験合格後の実技試験に一人で運転していくと、「おまえ仮免しかないのに、どうやって来たんだ?」と言われて試験が受けられません。「国際免許で…」というのは通用しないようです。ですので、免許を持った知り合いの方に実技試験当日に同乗してもらう必要があります。これが結構プレッシャーで、ただでさえ申し訳ない気持ちなのに、試験に落ちようものならさらに申し訳ない気持ちがこみ上げてきます

実技試験は自分の車で実施するため、車がないと受験できません。受付時に有効な保険があるかどうかを確認されるため、あらかじめ準備して置きましょう (カリフォルニアでは常に有効な保険証を車内に保持することが義務付けられています)

その他

過去の免許証

アメリカで過去に免許を取得したことのある方は、取得した州、時期を問わず、必ず申請時に申告しましょう。未申告時に罰則があるのかは不明ですが、過去に免許を保持していた場合は実技試験が免除されます。予約に時間のかかる実技試験を受ける必要ないため、かなり負担が軽減されます

免許取得後

実技試験に合格すると、その場で紙に印刷した仮の免許証を発行してくれます。実際の免許証は後日郵送されてくるのですが、これが結構ドキドキです。そんな大事な郵便物を、配達記録も何もない普通郵便で送られてくるのが驚きなんですが、そもそもアメリカの郵便局、USPSはあまり信頼できません。USPSに限らず、UPSや記録が付くはずのFedexでさえ(!)誤ったアドレスに配達されるという事件がそこそこ発生します。さらに、DMVの仕事も適当で、DMV内で処理中に置き去りにされて、何か月も免許が来ないといった不運に見舞われた知り合いもいました。

免許取得後は、毎日良い行いを心がけて徳のある生活を心がけましょう

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